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先日、97歳の祖母が他界しました。

つねに自然に着物を着こなし、
髪や身なりを整えた、とても素敵な祖母でした。

子供の頃、夏休みになると祖母の家に泊まりに行き、
祭りのミコシをかつぎ、そしていとこたちと、離れの2階から
おにぎりとキュウリをつまみに花火大会を見ていた、
そんな遠い日を思い出します。

久しぶりに会ういとこは、もう小6、小5のふたりのお父さん。
祖母を見送った後、親戚一同や近所の人でお酒とともに
偲び語りあっていたとき、
ふと、部屋の片隅から古いギターが出てきました。
ヤマハのレスポールレプリカ。
さっそく、小6の男の子に持たせて見ます。

…なかなかサマになっている。

ちょっと、Aのコードと、簡単なストロークを指示。
けっこう筋がいい。
ややシンコペーションの入ったリズムを指示。
あっという間に体で覚えてしまう。スポンジみたいな吸収力。

本人もハマったらしく、以後一心不乱にオルタネイトピッキングを
続けます。ちょっと間違ってもとにかく体に自分でたたきこんでいく。
彼のお母さんはその様子をみて、
「漢字もそのくらい一生懸命覚えればいいのに。」

そんな昔のドラマみたいなひとコマを微笑ましく思う。

祖母の旅立ちは、あの子にとって、思っても見なかった
転機になる…の…かも。
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by kachichi_office | 2007-06-18 20:36 | くらし・旅
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